2011年08月10日

その発想、どこから?

 皆さん、Ritsたけしです。前期は学部長をはじめ、大学に無理を通してもらって、アイルランドのキラーニーという観光都市で開催された脂質代謝関連のKeystoneシンポジウムhttp://www.keystonesymposia.org/Meetings/ViewMeetings.cfm?MeetingID=1113
、そしてデンバーでのアメリカスポーツ医学会、そして初参加のECSSに参加しました。Keystoneシンポは主に生命科学関連の各トピックスに関する専門家が集い、数日間飲食を共にしてサイエンスについて熱く語り、その分野の発展を期するものです。関連する競争相手が多く参加するので、論文のpublishは急がねばなりません。ようやく授業が小休止し、私も急いでまとめの作業に入っております。
 そして、先月はヨーロッパスポーツ科学会議での国際シンポの発表と座長を務めました。座長はoralとposterそれぞれについて好きなセッションを選んで下さいということでしたので、oralではhigh intensity interval exerciseのendurance capacityに対する効用について研究しているGibalaのグループが発表するセッションを、posterではmolecular physiologyのセッションを選びました。ともに楽しいセッションでした。他にも脂質代謝のいいセッションがあり、面白かったです。自分の口頭発表では、潤さんはじめ、いい質問・コメントを色々いただきました。Keystoneシンポなどで受ける生命科学的な質問よりも、運動生理学的な質問は面白い、という感想です。ただ、潤さんへの応答は、潤さん的には面白くなかったようですが。。。。。
 さて、海外での学会出張では当然長時間のフライトがあるわけで、わけあってANAを愛用しているのですが、そのANAのビデオプログラムで面白いものがあります。「その発想、どこから?」というタイトルで、様々な分野で活躍する日本人をとりあげ、成功に至る過程やその発想の由来、モットーなどを紹介するものです。我々研究者にも通じると思うANAのビデオプログラムを幾つか紹介します。
 まず、料理人の輿水治比古氏です。彼は元歯科技工士であったそうですが、料理人に転向。塩、胡椒、醤油などをも「薫製」にするという独創性があり、その料理の味は絶品だそうです。私もこれらの薫製商品はANAの機内販売で購入しました。満足です。輿水氏が大切にしている概念は、「やった人には次がある。どのような挑戦も、例えそれが失敗に終わったとしても、それは確実にその人にとって経験になる。逆に、やってみないと何も言えない。」ということです。もっともだと思います。そういう意味では色々やっている人は強い。ただ、経験をいかに次に活かせるかの度合いは各人それぞれであり、そこが才能ということになるのでしょうか。
 和紙クリエイターとして活躍する堀木エリ子氏は、「出来る前提で物事を考える」ことを常に遂行しているそうです。そうすることによって、どうしたら可能か?を考え、それが出来る結果を生むことに繋がるということです。我々も大きな課題をクリアしていかないといけない場面で、それを出来る方向で考えなければ、初めから到底達成は不可能となるはずだと感じました。
 同様に、スリーピングパブ9hours(http://9hours.jp/)を建てたホテルプロデューサー油井啓祐氏も、「行きたい場所を先に決め、そこに到達したいと強く願うことによって、目標が実現されていく」と話しています。
 金城祐子氏は、沖縄大東島で穫れるサトウキビを原料としたラム酒をゼロから創ることに成功した人です。沖縄電力でのOL時代、友人と飲みに行った先でラム酒がサトウキビからつくられることを知り、タイ米からできる泡盛ではなく、これこそ地酒なんじゃないか?つくりたい!との思いで単身何の知識もないところからスタートし、今ではCOR COR (http://www.rum.co.jp/)を作るまでに至っている凄いひとです。彼女は「人と人のぶつかり合いが化学反応を生む」との考えから、極力、人との衝突をさける為のようなメールはやめて、とにかく人に会いにいく!そこで真正面からぶつかっていくことで困難を切り開き、現在までの飛躍を成し遂げています。Fifssメンバーの誰かさんの女性版といったところでしょうか?会ってみたい人です。
 いずれ是非fifssからこのビデオプログラムで取り上げられるような人が出るといいですね。
posted by fifss at 00:08| Comment(1) | 研究一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。