2010年11月19日

FIfSSも2年目に入りました。


FIfSSも2年目に入りました。

内田直所長がHP( http://fifss.com )のあいさつを2年目に入り更新いたしました。

FIfSS2010シンポジウムも無事に終わりました。
50人前後の出席があり、会場の席も全て埋まり、配布用の抄録集も足りなかったぐらいです。
本物の研究者のスピード感ある話を聞くことが出来ました。
そして、懇親会にも20人以上が参加し、席も足りないぐらいでした。
楽しかった。

Weblogも3順目に入ります。

これまで通り、各メンバーが自由に気ままに書き綴っていきます。
学会大会や雑誌執筆でFIfSSメンバーが所属先にスポーツ科学未来研究所(FIfSS)を載せていることから、多少FIfSSの存在感が知られるようになってきました。
FIfSSメンバーも「スポーツ科学未来研究所(FIfSS)って何?」って聞かれる機会が増えたようです。実際に自分も学会大会などで何度も聞かれました。
所長には出版社からも本の企画などが持ちかけられているようです。
このWebLogも本の企画の資料になっているのかもしれません。
気を引き締めないと。

で、FIfSSの実像ですが、自分もはっきりとした答えはわかりません。
すみません。
でも、それでいいのかな、とも思っています。
FIfSSとは、それぞれがそれぞれの見えない可能性を探っていることを表明?している人たちが集まったチームなのかもしれません。
わかったふりをして専門家ぶっているよりはいいのかなと、その方が。
誰も未来はわからないのですから、不安なんです。
けど、わからないからいろいろな可能性があって楽しくもあるんじゃないでしょうか?
そんなふうに、自らchallengeして動いている連中なのかもしれません、FIfSSのメンバーは。
そもそも、そんな未来未知(不安)感が強い時にサンディエゴで茶会というのを始めて、その時の流れでFIfSSメンバーの輪が広がっていった感じです。
だから、あんまり面倒くさいことは考えていません。

未来、その先がわからないからといって、不安がっていて、先に進まないわけにはいかない。
目の前の川の向こうに何か可能性がみえていたら、その川を渡ってその可能性を確かめたいですよね。
そんな時、ワクワクしませんか。

その方法は人それぞれでしょう。
石橋を叩いて時間をかけて渡る人。
石橋を叩かず渡ろうとする人。で、石橋から落ちてももがいて渡りきる人。
石橋を探さずに泳いで渡ろうとする人。
石伝いに飛び渡ろうとする人。
いろいろな方法が考えられますよね。

結局、その先の未来を、知りたいことを、確かめるための試みが楽しい。
それが生きていることの証なのかもしれない。
わからないけれど。

このWebLogやシンポジウム・ワークショップを通して、少しずつスポーツ科学未来研究所(FIfSS)の実像がみえてくるかもしれません。
それらを実行していくことで、研究員として一人一人が成長し、いいチームができるのかな。

そして、やっぱり、これからも、もっと気楽に、各自が自主的に進んでいくのでしょう。

自分ら研究員の多くは各所属先では複数年契約です。だから、不安なんですね。
だけど、契約が満期なって切れるかもしれないと思うのでなく、「FA」が取れるんだと前向きに楽しく考えています。そう、自分は考えるようにしています。
FAでどれくらい勝負できるかがKeyかと思っています。
そのためにこのFIfSSの中で、FIfSSを通して、自分自身を磨いていきたい。
そう思うと楽しい未来じゃないですか。

さて、以下告知です。
最近、以下の出版物に携わっておりましたので、参考までにお知らせさせていただきます。

○山内潤一郎. 未来志向のこころとからだ. NHKシリーズ - こころをよむ. 日本放送協会、 日本放送出版協会. 2010
https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=C5010101&webCode=69107332010
自分がNHKのラジオ講座に出演しています。
http://www.nhk.or.jp/r2bunka/kokoro/1010.html
テキストが10月から3ヶ月ほど書店に出ています。
肩書きは、文化人って感じでもないので、夢追人しておきました。
表紙はやはりタビィンチです。
特に新しいことや特別なことは何も書いていません。普通です。なので、お時間がある時にでも立ち読みでもして目を通していただけると幸いです。
いろいろな方が読んでくださり意見をいただけるとこちらも励みになり勉強になります。

ラジオの収録が一応全て終わりました。
実は自分は恐ろしくて一度も放送は聞いていません。
最後の3回以外はアドリブもなく普通にテキストを読んでいます。最後の3回は余計にしゃべりました。最後の回ではFIfSSのメンバーも紹介しています。

余談です。
収録後、昔雑誌で連載していた時の編集長と和食でワインを飲んだのですけれど、楽しかったのと、ホッと寛げたのと、貧乏性なので、飲み過ぎてしまいました。
どうやって帰ったのかのかもほとんど覚えていません。
なんとなく吐いた記憶があり、靴をみたら桜花びらのように赤ピンク色のものものが飛び散っていました。
自己嫌悪。
しかし、乗り過ごしもせず、よく帰ってきたなと、なんとなく駅から一所懸命壁にぶつかりながら歩いて帰ってきた様子が思い出されます。
体調不良というのもあったけど、やはり飲み放題はよくない。
ワインを外で一人1本以上は多い。帰ることも考えなければ。
反省。

話し戻りまして、他の出版物は以下です。

○月刊誌『栄養と料理』10月号。
FIfSS研究員の桜井(寅嶋)静香さんの紹介で、女子栄養大学出版部が出している月刊誌『栄養と料理』10月号にて、健康維持、生活習慣病予防のために中高年者が運動習慣をつけるためのミニ特集を組むにあたり、監修として取材協力を受けました。
実践体力評価方法やエクササイズを紹介しました。
http://www.eiyo21.com/eiyo/detail00043.shtml#s001

○運動生理学のニューエビデンス (宮村実晴編著), 真興交易(株)医書出版部: 123-129, 2010.
http://www.sshinko.com/?p=2495
自分以外にFIfSSメンバーの衣笠竜太氏、橋本健志氏が分担執筆しています。
興味がある方は一読を。
良い専門参考書です。
ただ、かなり高いです。
内容も、基礎というよりは新しい研究成果の花がところ狭しと散っている感じです。

お時間がある時にでも目を通していただければ幸いです。

今後ともよろしくお願いいたします。


山内潤一郎
posted by fifss at 02:32| Comment(0) | Weekly Writers | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月10日

2期目



ご無沙汰しております。
皆様、いかがお過ごしですか?
FIfSSも昨年10月に設立し、この4月から事務手続き上は2期目に入りました。

自分の方は日本に戻って/来て1年が経ちましたが、不毛で非生産的な事務仕事にストレスを感じながら過ごした1年でした。
研究の方はさっぱりで、これからなんとかしなければというところです。
必死です。
ゼロで何もない状態から独立したラボを立ち上げるということ。
日本での新たな環境生活(雑用処理も含め)を軌道に乗せること。
必死に動いています。
オレにもこんなにストレスがあるのかと、これからストレス対処の研究をしていきたいと思っているほどです。
もう少しゆとりを持って進めていきたいところです。

とはいうものの、1年経つと良い意味で自分なりの不規則なリズムが出来てきて、少しはそれに乗れてきたのかなって前向きに捉えています。
なるようになるんです。
なるようにするんです。

同じところにじっとしていることは自分にはよくないので、今年頭はあっちこっちに移動してました。
大事なんだ、自分にとって遊牧することは。

ちょこちょこと外で何人かの方と話す機会があった。
活気のある新進気鋭の方達が昨年の新潟のシンポジウムやワークショップに参加してくださっており、おもしろかったと言ってくださった。お世辞でも正直嬉しい。自分は単純でバカですから、そのような言葉でエネルギーをもらうんだ。
FIfSSのメンバーを中心に2009年9月新潟で開催された日本体力医学会で2つのシンポジウムと2つのワークショップを実施した。反省点はいっぱいありすぎて、ここに書くことは出来ないが、それでも自分なりに面白いものが出来て、立ち見の出るシンポジウムもあり、全体的に聴講者の数も理想的だったと思っている。
その内容のプログラムと抄録は以下。
http://shinsen.biz/tairyoku64/program_pdf/program16.pdf
http://shinsen.biz/tairyoku64/program_pdf/program17.pdf
http://shinsen.biz/tairyoku64/program_pdf/program22.pdf
http://shinsen.biz/tairyoku64/program_pdf/program23.pdf

1月に、高知に栄転されたFIfSSメンバーの宮崎真氏のラボを訪問した。真さんに研究の助言をいただくため。オレの嫌いな弾丸だったけど、楽しかった。
筋から脳へと動きを理解するための取っ掛かりになっていけばいいなぁ。
それから、「自分が真に知りたいのは何か」という原点に立ち返って、研究を進めていくことって楽しくて、簡単なようで難しい、でもやっぱりそれが好きなんだなって話になったりもして。
その時間、その時間を持てる空間は大切。
いつでも、どこでも、いい。
自分はそういう時空間を「秘密の場所」といっている。
時にマクドナルドの片隅の席であったり、あるコーヒー屋であったり、防波堤のテトラポットの上だったり、様々だ。だから、忙しいという言葉は嫌いで、使ってはいけない言葉、使いたくない言葉。そして、それは旅で自分がホームレスに物乞いをされた時に、"I don't have money."という嫌な感じとも似ている。お金のない奴が自由に旅が出来るはずがない。けど、それは自分が自由に生きるために自分が得た価値で、それをそうたやすく他人に与えることもできない。
そう、忙しいというネガティブな言葉を使うぐらいなら、そのことをやらなければいい、やめてしまえばいい。
好き、嫌い、やる、やらないは、自分で自由に選べることじゃないですか。それを言ってしまうと、自分の自由さえ放棄してしまっているのかな、と。

1月下旬は福岡で共同研究打ち合わせと講演。
その時のお話が3月にラジオで流れたんだけど、NHKのラジオはいろいろな方が聞いているのだね。
http://www.nishikawa-issei.com/essay536.htm
次回の3ヶ月シリーズではしっかりしたものを書かなければ、話さなければ。

2月は久しぶりにオーストラリアに。
何年ぶりかな。
えらい物価が上がっていてびっくり。
学会大会もおもしろかった。
オーストラリア生理学+神経科学学会大会で発表をした。
やはりいい。普通に朝から夕方まで勉強させてもらえる。
いろいろと刺激を受け探究心をもらう。
これからはもっと頻繁に学会大会に出よう。
大学にいても実験・研究が出来ないだけでなく、後退してしまっている自分がいる。
シドニー大学でもセミナーで話させていただく。
その時熱心に聴いてくださったDr.が興味をもってくださり、自分の疑問を彼の異なった視点から解決しようとしている。
早速、アブストラクトを書いて学会大会の抄録に出したという連絡があった。そして、そこから話を融合させて一緒に論文にしようと提案してくださった。
こういうのは嬉しい、楽しい。
自ら動いて種をまいて、自ら実践していけば、いつか芽は出てくるのかなと。
そして、その一つ一つの芽を大切に育てていかないと。
それからパースのECUで大活躍中の野坂さんのLabを見学させていただいた。
いやー、彼は本当にすごい。刺激になる。
研究に対する取り組み方の次元が違う。
もっともっと、いろいろなことを教えてもらいたい。
なにせ彼は年間20本以上の論文を発表している。また年間150件ぐらいの査読の依頼があり、そのうち1/3の50本ぐらい実際に査読しているようだ。
今回も投稿直前のデータなどの話も聞かせてもらった。

やはり自分は動いていないとよくない。

2月下旬3月頭は福岡で缶詰セミナー。
http://www.jsps.go.jp/esf-jsps/seminar/contact01/index.html
人類学・考古学を専門にしている人たちの未知な分野の話に期待して。
そこで生まれる会話もおもしろかった。
様々な分野における講演・講義のセッションと最新の研究発表のセッション。
多くの新たな知見と情報、ほとんどがわからなくてしんどかったけど、そこで得られる今までと異なった情報や視点から新たなアイデアが生まれたりする。
閃めきへのヒントって、いつもと違う別のところにあるんでしょ?今までずっと4つと考えていたのに、ふと4つじゃなくて6つだと閃いたり(クォーク)。
それに様々な分野の研究者と情報交換をすることで、より一般社会のニーズに答えられる研究とその応用が可能になるんじゃないのかな。
ただ、今回は、残念なことに、あまりに過密でなおかつ余裕のないスケジュールだったため、多くの研究者と直接交流を深める場がなく、積極的な意見・情報交換をすることが出来なかった。
こういうセミナーでは、もっと交流や情報交換をするための余裕やゆとりがスケジュールに欲しいね。
では、なぜこのセミナーに応募したかって。
過去に学び、未来をみつめる。
本質を知ること。
ヒトの身体は運動不足に対応するためには作られていない。
習慣的な運動によって強い骨と筋肉をつくり、血液循環を良くし心臓病などの病気から守る免疫のある身体を作るように設計されている。
また、運動には脳の活性を高めポジティブなメンタル思考の形成や脳の老化を遅延させる働きもある。
先進国で多くの人を悩ます腰痛だって、歩かないこと、動かないことに、問題がありそうだ。
http://video.google.com/videoplay?docid=9032780848218255807
そう、古き良き時代。
昔ながらの自ら歩き動き回る街創り。
運動することが生体機能に命を吹き込む。
そんなんで、「生体機能繁栄型未来古代都市計画」なんておもしろいんじゃないかって「ふと」考えてみた。
自分ら研究者は常に研究と現場の繋がりを考えて取り組んでいかなければならない。わかっていても難しいんだ。

そんな時はワインが飲みたくなる。
セミナー終了後、博多の共同研究者と打ち合わせ。
博多ラーメンと餃子を食べてから、19:00から早々に美味しいフランスワインをのんびりと飲みながら談笑。
素敵なワインバー。
そう、これまでフランスワインを毛嫌いしていたんだけどさ、美味しかった。
そうそう赤ワインといえば、おもしろい研究があるんだ。
イタリアの研究グループ(University of Florence)が、赤ワインと性欲の関係について報告している。それによると、毎日1,2グラスの赤ワインを飲んだ女性は、他のアルコール飲料を飲んだ女性よりも性的欲求のレベルが高かくなることがわかった(Mondaini et al. 2009)。 この理由はよくわからないようだが、赤ワインに含まれている抗酸化物質の持つ血行促進などの効果がこの男女共に必要な「有益」な効果をもたらしていると考えているようだ。
男性への効果はどうなんだろう?
まぁ、いいか。
このWebLogには迷惑エロコメントが多いので、そのコメント発信者には丁度いい情報なんじゃない。
彼らは自動的にエロ広告コメントを発信しているんだろうけど、必死やね。
とはいえ、こちらは迷惑なのでエロコメント対策委員でも決めないとですか、ね。
世の中の興味はエロ、美容、健康(ダイエット含む)が大半だから、それらがビジネスのターゲットにもなるんだろうけどさ。
まぁ、でも裏をかえせば、こういう興味って皆自分の種族の繁栄と永続に必死だというところに行き着くのかもしれないな。
ほとんどの動物は遺伝子にそのようにインプットされているという人もいるぐらいだから。

九州の次は関西へ。
今、低温、寒冷にも興味がある。
兵庫の健志と京都の聡さんに分子生物学的な視点でいろいろとヒントをもらう。
取っ掛かり的に知りたいことはシンプル。
ヒトが寒冷・低温環境で行動(運動)した際にどのような急性の生理的な順応が起きるかということ。
低温室で何ができるかな。
楽しみだ。

いつもと違う環境で話すのは異なった視点からの意見がもらえていつも楽しい。

今、いろいろとわからないこと、知らないことが頭に浮かんで、あれもこれもしたいと考えて寝れず脳が疲れてしまう。
それと同時になんでこんなに多くのことを俺は知らないんだ、わかんないんだと思いながら、わからないことリストを書いて。
本屋の前の廊下の地べたに座って、ノートブックコンピュータを開いて頭の中を整理する。、
外を歩いて関西の都会の真ん中のビルの合間の階段に座って、人の往来を見ながらインタネットを拾ってメールを送る。

3/14で丁度1年。
2009/3/14(土)のスポーツと脳のシンポジウム後にFIfSSを立ち上げることを初めて直所長と竜太研究員で顔をあわせて高田馬場で打ち合わせをしてから。
自分はその前日13日の夜遅くにドイツから中国経由で日本に来た。
日本に飛ぶ前は数週間あっちこっちで、それぞれの分野でアクティブに活躍している教授、研究者から話を伺い、今後どのように自分の研究を生活の中に取り入れていくか思案していた。
Zurichでは毎日いろいろな研究者に会い、ラボをみせてもらい、ディスカッション。
楽しい。
LondonでもImperial College Londonでインフォーマルなセミナートークとディスカッション。
それからMaltaとGozoへ。二つの島では頭の中の情報整理も兼ねてただ歩いていた。インタネットにもアクセスしない。特にGozoは好きだ。好きなAzure青がそこにはあるんだ。
それからイタリアのFirenze(Florence)によってぶらぶらと芸術とワインとエスプレッソを味わう。
ドイツのJenaに戻る前にGottingenによって研究についてディスカッション。

どんなところでも、縛りのない自由に動き、考えられる空間がいいん、やね、オレには。

FIfSSを進めていく中で自分の中で軸となっている会がある。
サンディエゴに滞在しているときに始めた「生体機能探求会(通称:茶会)」。
ここでのメンバーは本当にいつも刺激になるんだ。
http://www.diet-body.com/index.html
http://www.diet-body.com/expeditionary_party_1.html
http://www.diet-body.com/expeditionary_party_2.html
http://www.diet-body.com/expeditionary_party_3.html
http://www.diet-body.com/expeditionary_party_4.html
http://www.diet-body.com/fifss_symposium_1.html

国立障害者リハビリテーションセンターの脳機能関係のシンポジウムにも行ってきた。
おもしろかった。
FIfSSのメンバーの関口さんも来ていた。
毎発表者に質問してしまう。
それでもわからないことはさらに関口さんに教えてもらう。

そうそう、今、自分が気にかけて実行していることがある。右手でしていたことを左手ですること。
例えば、コンピュータのマウス作業を左でする。これは右手がマウスによるコピー&ペストのしすぎて腱鞘炎のような感じになっただからだが。
他には左手で歯を磨く。これも右手で上手く磨けていないところをカバーする意味でだが。
で、最近は左手でお箸を使うようにしている。これも最近急いで落ち着いてご飯を食べていないなぁと思い、自分自身に余裕を持たせる意味でだが。この間、レストランで会計をしたときに、店員の方に「(クレジットカードの)サインは右でするのですか?」と言われ、何のことだと思ったら、左手でご飯を食べていたのを見ていたそうだ。うーん、左手で食べているのが目立つほどなので、相当ぎこちないのかもしれない。ただ、年末は最悪なことに両手で口の中に食物を放り投げていた。
別に脳に良い影響を与えようという目的ではないのだが、よく右脳を刺激するためとか言われる。
まぁ、もしこれで創造力が高まれば、そりゃぁ嬉しい、よね。
それよりも、左手ダイエットとか左手右脳療法とか言った方がメディアや世間は喜びそう、かな。
でも、そういうのは他にまかせようっと。

京都へ。
ATRのセミナーは楽しかった。
参加者(ラボメンバー)の8割が日本人ではなく様々な国から来ていた。いつもと違った視点でいろいろな意見をもらうことができた。
こういうのの積み重ねで、どこか自分のわからないところで化学反応が起きて、新たな可能性を秘めた存在が誕生していくと、もっともっと楽しくなっていくんじゃないかな。
ヒトの動きってどのように制御されているだろう?
二足歩行
体幹、股関節の筋がうまく機能しないと歩くことは出来ない。
体幹を中心にした筋のネットワークが動作を創りだしている。
おもしろいじゃない。
ドイツからATRにきているタイ人のロボットエンジニアの彼はNature physicsに今年1月論文を発表した。
彼とのディスカッションもいつも楽しい。
1年前に一緒に本を書こうという話に。
で、いつか本を書ければいいなって、とりあえず今回contentsを決めた。
1年でこれだけの進展なので、実際に本を書くとなるといつになることやら。
でも、そういうのを軸にいろいろとディスカッションするのが楽しんだ。

Natureといえば、最近、バイオメカニクスの分野で久しぶりにNatureに論文が掲載された。
http://www.nature.com/news/2010/100127/full/news.2010.36.html
http://www.nature.com/nature/journal/v463/n7280/abs/nature08723.html
それが結構話題になってあっちこっちで議論されているんだ。
「靴か、裸足か」、どっちがいいのかって。
ランニング一つとってもいろいろと考えさせられることがあっておもしろい。
今までそんなに興味がなかったんだけどさ。いろいろと知りたいことで溢れ出てくる。
この論文によると裸足がいいらしいんだ。
ヒトの本質を知る。
逆行することが、新たな進化をみつめる。
いろいろと賛否両論があり、答えは一つじゃないかもしれない。
理屈は後からついてくるかも知れないが、それよりなにより、自分が心地良いと感じることを直にするのは身体に良いことなのかもしれないね。
オレ、夏になると建物内外を裸足で歩きまわっていて、よく怒られるんだ。
ほらみろ。
裸足で動き回っているのは、理に適っていたんだ。
えっ、オレの場合は靴を持っていないだけだって。
それは確かにそうなんだけど。

それから、丹治順さんの講義で脳と運動についてもためになった。
今彼の本を読んでいる。

3月最後の週は、信州大学の能勢博さんのラボへ。
山の空気は気持ちいい。
非常に楽しいひと時を過ごせた。
歩行や応用生理学について多くのことを丁寧に教えてもらう。
純粋に研究についてディスカッションできる場は本当に心地良く我が家にいるような感じ。
オレなんかまだまだだけど、なんとなく自分の目指しているところと近いような気がした。
もっともっと多くのことを学ばせてもらいたい。

自然の中を動くこと、歩くことは、脳と筋に激しい痛みを伴うことなのかもしれない。
でもそれが心地良く、人を成長させるような気がする。

春が過ぎ、初夏。
今、新緑の時。

さぁ、夏だ。
オレの好きな夏だ。


Dr. J.Y.
山内潤一郎


posted by fifss at 23:12| Comment(0) | Weekly Writers | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。